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2014年12月15日

有元容子さん講演会

有元利夫という画家を知ったのは、20年くらい前に本屋で目にした画文集をめくっての事でした。
「もうひとつの空-日記と素描-」というタイトルでその画家は38才で亡くなったとの事。
魅かれるものがあり購入、その数日後、画集も購入。
以来気に入って額に入れて飾っていました。
有元容子さん講演会

今年の11月、市の広報で「有元利夫展 天空の画家」と題した展示会が市美術館で行われることを知りました。
初日の今日、妻の有元容子さんの講演があるとの事で申し込み。
子ども時代の有元、芸大での出会い、結婚生活の12年間、その後、とても引き込まれるお話でした。
講演後、美術館で本を購入。
有元容子さん講演会

小学校4年生の時に模型飛行機作りに凝り、友達はきれいなものを作るが、利夫少年は作り上げたものを汚し古びたものに仕上げたという。
そういったものに魅力を感じる感性がずっと引き継がれ画風を確立されたようです。
芸大は5度目の受験でようやく合格。
容子さんは現役合格。
有元はデザイン科に入るが、顔の広さを利用して日本画、彫刻、はては音楽まで他の科にもぐりこんで講義を受けたそうです。
日本画では平山郁夫さんが講師だった時「なんだ、あいつは!出て行け!」と怒られた事もあったそうです。
有元は物を見た時「いいな、欲しい!」ではなく「いいな!作ってみよう」だったようです。
有元容子さん講演会

木彫りの人形・・・
いいな!作ってみたい気がする。



Posted by ユウ at 00:02│Comments(2)その他
この記事へのコメント
26日楽しみにしてます
Posted by キューピーキューピー at 2014年12月17日 14:48
キューピーさん、容子さんの語る情景がすべて浮かんでくる講演でした。
26日の後の、来年にある学芸員によるギャラリートークも聞きたいと思いはじめました。
Posted by ユウユウ at 2014年12月17日 16:55
 
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    コメント(2)